Generation Z分析

三浦展分析コラム 特別連載

第3回バーチャル非合理主義
 前世、死後の生まれ変わり、奇跡を信じるなど、非合理主義的傾向が強い。また、信じているものを聞いたところ、前世、死後の生まれ変わり、奇跡を信じるなど、非合理主義的傾向が強い。
 たとえば携帯2次調査では、女子高校生の68%、男子高校生の75%が奇跡を信じているし、女子高校生の54%、男子高校生の50%が人間には前世があると信じている。
 人間は死んでもまた別の生き物として生き返ると考える者も女子高校生で47%、男子高校生で46%いる。少年少女による殺人事件が相次ぐのも、人は殺しても生き返ると考えているのかも知れないと思いたくなる結果である。
Q.信じていることは?(MA)
  男・高校生 女・高校生
細木数子の言っていること 16.2 16.5
美輪明宏の言っていること 21.6 29.2
江原啓之の言っていること 31.1 43.5
運命 36.4 46.2
血液型占い 17.6 37.6
星占い 13.5 37.8
人間には前世がある 50.0 54.4
人間は死ぬと、いつかまた別の人間や生物として生き返る 45.5 47.1
奇跡 75.0 67.5
人類の破滅 40.5 28.4
資料:携帯2次調査
 PC調査では、奇跡、前世、生まれ変わりともに、信じている者は携帯調査よりも少ないが、それでも女子の3割ほどが奇跡、前世、生まれ変わりを信じている。
 また、NHK放送文化研究所の「日本人の意識」調査によると、2003年の16−19歳は男子の49%、女性の44%が奇跡を信じている。つまりPC調査よりも奇跡を信じている者が多い。そして男子は98年が33%、女子は98年が37%、93年は30%だったので、男女ともに近年急激に奇跡を信じる者が増えていることがわかる。70年代から80年代末にかけては、このような増加は見られなかったので、奇跡信仰は90年代以降の傾向であると言えるだろう。

(以下つづきは、Generation Z説明会、2008年3月刊行予定の『溶解する社会が生んだ新世代 Generation Z登場!』(仮称)で発表いたします。)

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